これから外構工事をご検討中の方にフェンスについて簡単にお知らせしていきます。
囲障工事(外構工事)で使用するブロックは決まったけど、どんなフェンスが良いかお悩みの方多いと思います。
4種類のフェンス
実は、フェンスには様々な種類が有ります。大きく分けて4つの部類に分かれてます。
実際にはどのフェンスを選んで頂いても問題(ここでの問題とは、外観・景観とマッチしてるかって事です。)は有りません。
私が、お客様に一点だけ注意を促すのは、色に関してです。
お好きな色を選んで頂いて宜しいのですが、家屋(建物)とミスマッチな色は避けて欲しいですよね。
この記事では、フェンスの種類・特徴等を簡単にお話致します。
この記事を読んで頂くとフェンスの特徴や色の選び方などご参考になるかと思います。
フェンスには、数種類に分類されてます。
1.ネットフェンス
ネットフェンスは、主に駐車場や施設などに良く使われている物です。イメージだと昔ながらの緑色のネット状のフェンスの事です。
以前は一般住宅でも多く使われていましたが、近年では施工する機会が減りました。
私の所でも、事故等による補修工事は、たまに有りますが、新設の案件は、15年位有りません。
2.メッシュフェンス
メッシュフェンスは、今では主流のフェンスです。商業施設から一般住宅に至るまで、広く使われているフェンスです。種類も豊富に有り、価格もリーズナブルな物が多く有ります。
フェンス工事の8割近くが、メッシュフェンスになってる現状です。
各メーカーが、競って様々な形状の物や安価な物を出してますので、お好みの物を探して下さい。
3.アルミフェンス
アルミフェンスは、意匠的にも優れた物も多く有ります。また、プライバシー保護の為に目隠しフェンスをご利用される方も多くいらっしゃいます。価格的には、メッシュフェンスよりも高価になります。
見栄えは良くなりますね。
プチ情報
アルミフェンスは、高さ(h)が高くなるにつれ、価格が上がって行きます。
h600~h1200までは、それなりの上げ幅なのですが、h1500になると、かなり差が出ます。
そして、h1500の目隠しフェンスですと、施工に関して若干制約が有ります。
ブロックの大きさ(厚み)ですとか、支柱柱を1m間隔にするとか(2mでも大丈夫な物も有ります、少ないですが)
ブロックのm/単価より、フェンスのm/単価の方が、高くなります。
例 ブロック3段+h1200の目隠しフェンスならば、ブロック4段+h1000の目隠しフェンスの方が 安く上がる事が有ります。 この場合、仕上がりの高さは同じですね。h=1800になります。
これから、外構工事をお考えの方は、一度考えて頂くと良いと思います。
4.鋳物フェンス
鋳物フェンスは、デザイン性に富んでおり価格も大変高価な物となってます。材質の関係上加工が出来ない物が多いので、外構計画の段階で決めておく事をお勧め致します。
年数を重ねるごとに、風格が出て来ますね。
私、個人的には、好きですw 施工は・・嫌いww
また、受注生産品が多いので、納期の確認は必須ですよ。
各フェンスのメリット・デメリット
メリット
ネットフェンス・メッシュフェンスは価格が安価であり、施工場所を選ばずに施工出来る。
また、施工業者にとっても施工が簡単である。
アルミフェンス・鋳物フェンスは、意匠的にお洒落な感じに仕上がる。
デメリット
ネットフェンス・メッシュフェンスは、アルミフェンス・鋳物フェンスと比べてしまうと
見劣りしてしまう。スチール製の為、錆による腐食が有る。
私の経験上ですと、メッシュフェンスのジョイント金具や支柱が錆びて壊れてしまうまでの期間が
10年~15年位だと感じてます。
アルミフェンス・鋳物フェンスは、価格が高価で有る事。
目隠しフェンスに関しては、近年異常気象の影響により、目隠しフェンス本体が風により飛ばされる
事例がこの2年間で増えてます。
カーポートやフェンス等のエクステリア商品は、概ね風速35m位までは、耐えられる様になっている筈ですが、瞬間的な突風などにより破壊される様です。
高さが1.5m以上の目隠しフェンスを施工する場合には、フェンスの基礎となるブロック塀の
ブロックの厚みは150㎜以上の物にして下さい。
目隠しフェンスでも、風を抜けさせる機能を備えた物も有ります。
しっかりプライバシーを確保しながら、風対策をしてます。この様な物をお勧め致します。
目隠しフェンスでも、1m以下であれば、それほど気にしなくても大丈夫かと思います。
それ以下のブロック(100㎜~120㎜等)ですと風圧に耐えられず倒壊する危険性が有ります。
鋳物フェンスは、価格が高価で有る事が最大の問題ですね。
施工時の収まり関係も慎重に検討する事が必要です。
まとめ
1・フェンスには大きく分けて4種類ある
2・目隠しフェンスは、高さに注意が必要
3・鋳物フェンスを選ぶ際は、外構計画の段階で検討するのが望ましい
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
また、お会いしましょう。
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